売れるLPには「型」がある。
12ブロック構造と購買心理を完全分解し、
あなたのLPを「読まれて、動かす」設計に変える。
本書は、LP(ランディングページ)とセールスレターの構造を「なぜこの順番で、このブロックが必要なのか」まで分解した実践ガイドです。
デザインテクニックではなく、読み手の心理変化を設計する視点で書いています。見た目が綺麗なだけのLPと、実際に成約を生むLPの違いは、この「心理設計」にあります。
多くの人がLPに投資する理由は明確です。「見た目がプロフェッショナルなら売れるはず」。しかし現実は違います。
実際にこんな現象を見たことはないでしょうか。
違いは1つだけです。読み手の心理変化を設計しているかどうか。
LPとは「読み始めた時点では興味が薄い人を、読み終わる頃には行動したくなっている状態に変える」装置です。この心理変化を引き起こす構造があるかどうかが、売上の95%を決めます。デザインは残りの5%です。
売れるLPは3つの層が重なって機能しています。どれが欠けても成約率は落ちます。
12ブロックの配置順序。読み手の心理状態に合わせて、必要な情報を必要なタイミングで提示する設計。
各ブロックが読み手のどの感情・判断に作用するか。不安を解消し、期待を高め、行動を促す心理メカニズム。
同じ内容でも伝え方で反応が変わる。ヘッドラインの語順、価格の見せ方、CTAの動詞選び。表現は構造と心理の上に乗る「仕上げ」です。
成果の出るLPは、以下の12ブロックで構成されています。本書ではSection 04〜16でそれぞれを解体します。
商品価格帯で使い分けます。3万円以下なら6〜8ブロック、3〜10万円なら10ブロック、10万円以上は12ブロックすべて使うのが目安です。低単価商品に長いLPは逆効果になることもあります。

LPに訪れた人の約70%はファーストビュー(最初に表示される画面)だけを見て離脱します。つまり、ここで「読み進める理由」を作れなければ、どれだけ素晴らしい内容が下にあっても読まれません。
「誰の、何が、どう変わるのか」を一文で伝える。結果の断言ではなく「変化の原理」を約束するのがポイント。
ヘッドラインを補足し、対象者を絞り込む。「自分のことだ」と思わせる一文。
ファーストビューにもCTAを置く。「すぐ行動したい人」を逃さないため。ただし、ここでのCTAは「軽い約束」にする。
スマホで自分のLPを開き、3秒だけ見てから画面を閉じてください。「何のページで、誰向けで、何が得られるか」を3つとも答えられれば合格です。1つでも曖昧なら、ファーストビューの修正が最優先です。
ヘッドラインはLPで最も重要な一文です。ここに全エネルギーの30%を注いでください。
うまくいかない「本当の原因」を示して、新しい視点を与える。
「売上が伸びないのは"商品の魅力"ではなく、"導線の順番"が原因です」
2つの未来を並べ、読み手に選ばせる。
「広告費を増やし続ける集客と、仕組みで安定する集客。あなたはどちらを選びますか?」
読み手の頭に「?」を作り、答えを知りたくさせる。
「なぜ、専門性が高い人ほどオンライン講座で苦戦するのか?」
具体的な数字で信頼性を担保する。条件を必ず添えること。
「受講者387名の実践データから生まれた、講座販売の導線設計メソッド」
独自の名前をつけてメソッドとしてパッケージする。
「7ステージ・ファネルアーキテクチャ ― 集客からリピートまでの完全設計図」

ヘッドラインで興味を引いた後、サブコピーの役割は「自分向けだ」と確信させることです。
人の視線は「Z型」または「F型」に動きます。この動線上に重要な情報を配置することで、読み飛ばされるリスクを減らせます。
よくある間違いは、ファーストビューに情報を詰め込みすぎることです。「引き算」の設計が、3秒ルールを突破するコツです。
ファーストビューを通過した読み手に対して、最初に行うのが問題提起です。目的は「この人は私の状況を分かっている」と思わせること。
読み手が日常的に感じている「困っている現象」を3〜5つ列挙する。抽象的ではなく、具体的な場面で描写する。
「それらの現象は、実は1つの原因から来ています」と構造を示す。問題をバラバラに見せず、1つの根本原因に収束させる。
恐怖を煽るのではなく、「この状態が続くとどうなるか」を冷静に伝える。データや事実ベースで語る。
「集客に悩んでいませんか?」「売上が伸び悩んでいませんか?」
「SNSを毎日更新しているのに、月のLINE登録が10人以下。広告を出しても費用対効果が合わず、何を改善すればいいか分からない状態が3ヶ月以上続いていませんか?」
問題提起で「この人は分かっている」と思わせた後、共感パートで「この人も同じ道を通ってきた」と感じさせることで、信頼の土台を作ります。
「私も以前は同じ状況でした」。具体的なエピソードで語る。成功者ではなく、同じ悩みを持っていた人として登場する。
「ある気づき / 出会い / 方法によって変わりました」。ドラマチックにする必要はなく、リアルな転機を正直に。
「今はこうなっています」。具体的な数字や状況で示す。ただし自慢にならないよう、「あなたにも同じ変化が起こせます」につなげる。
共感パートが長すぎると「自分語り」になります。目安は300〜500文字。読み手が求めているのは「あなたの物語」ではなく「自分の未来」です。共感は入口であり、ゴールではありません。

共感で信頼の入口を作った後は、「なぜこのアプローチで解決できるのか」の原理を説明します。
解決策に説得力を持たせるために、権威性を適切に提示します。
LPで最も多い間違いが「機能の羅列」です。「動画50本」「テンプレート20種」と並べても、読み手の心は動きません。
「月1回の個別コンサルティング付き」
「あなたのビジネスに合わせた具体的なアドバイスが毎月もらえる」
「3ヶ月後、毎月安定して新規受講生が集まる仕組みが完成している」
読み手が本当に買いたいのは「動画50本」ではなく、「3ヶ月後の自分の状態」です。すべての機能を「その結果、あなたはどうなるか」に変換してください。
商品説明の最も効果的な構造は「Before → After → How」です。
人は「自分と同じ立場の人が成果を出している」と知ると、行動のハードルが劇的に下がります。しかし、お客様の声の使い方を間違えると逆効果になります。
「どんな状況だったか」を具体的に。読み手が「自分と似ている」と感じることが重要。
数字を含む具体的な変化。「良かったです」ではなく「3ヶ月で月商が2倍になりました」。
名前(仮名可)+ 属性(年齢・職業等)+ 顔写真(可能なら)。匿名の感想は信頼度が半減する。
「副業でオンライン講座を始めて1年、月の売上が5万円前後で停滞していました。導線設計を見直した結果、3ヶ月目に月商28万円を達成。特にLINEのステップ配信を変えたことが大きかったです」(会社員・38歳・佐藤さん)
価格の見せ方は成約率に直結します。同じ金額でも、提示の仕方で読み手の感じ方が変わることを理解してください。
人は「最初に見た数字」を基準にして判断します。価格を提示する前に、より高い基準点を見せておくことで、実際の価格が「お得」に感じられます。
特典は「数で勝負」ではなく、「本商品の成果を加速するもの」に絞るのが鉄則です。

高額商品であるほど、読み手の頭には「失敗したらどうしよう」という不安があります。保証は、この不安を構造的に除去する仕組みです。
「〇日以内なら全額返金」。最もシンプルで強力。返金率が上がるリスクよりも、成約率の上昇効果の方が大きいケースがほとんど。
「〇ヶ月で〇〇の成果が出なければ、追加サポートを無料で延長」。返金ではなく追加支援で保証する形。
「卒業後も6ヶ月間、質問し放題」。期間内にサポートが受けられる安心感を提供。
FAQは「よくある質問」ではなく、「購入をためらう理由を潰すブロック」です。戦略的に設計してください。
FAQの答えは「安心材料」で終わらせるのではなく、必ず「だから、今行動すべき理由」につなげてください。質問への回答 → 不安の解消 → 行動の後押し、という3段構成が効果的です。
「今すぐ行動する理由」を提供するブロックです。ただし、嘘の限定や過度な煽りは信頼を破壊するため、必ず正当な理由を添えてください。
これらは短期的にはCVが取れますが、ブランドの信頼を不可逆的に毀損します。
LPの最終ブロックです。ここまで読み進めた人は「買いたいけど、最後の決断ができない」状態にいます。
ここまでの内容を3〜5行で要約する。「もう一度全体を見渡す」ことで、決断に必要な情報が揃っていることを確認させる。
販売者から読み手への個人的なメッセージ。「なぜこの商品を作ったのか」「あなたに伝えたいこと」を正直に。ここは「売り込み」ではなく「対話」のトーンで。
ボタン + マイクロコピー。「安心」を与える一言を添える。

「セールスレター」と「LP」は混同されがちですが、目的と構造が異なります。
LPの改善は「全部一度に直す」のではなく、インパクトの大きい箇所から順に改善するのが鉄則です。
ここが弱いと、どんなに下が良くても読まれない。最大のレバレッジポイント。CVRの改善幅: 30〜200%。
「お申し込み」を「無料で試してみる」に変えるだけで20%改善するケースも。費用ゼロで効果大。
具体性のある証言を追加するだけで信頼度が変わる。テキストだけでも写真付きでも効果あり。
アンカリング、分割表示の追加。価格そのものを変えなくても見せ方で成約率は変わる。
最後に着手。上の4つを改善してからでないと、リニューアルの効果を正しく測定できない。
複数箇所を同時に変えると、何が効果を出したか分からなくなります。1箇所変更 → 1〜2週間データ計測 → 効果判定 → 次の箇所。このサイクルを回すのが、LP改善の基本です。
LP改善の前に、まずこの10のNGに該当していないか確認してください。1つでも当てはまっていたら即修正です。

現在のLPが健全に機能しているかを確認するチェックリストです。該当しない項目があれば、該当セクションに戻って改善してください。
「誰向け・何が得られるか」が伝わるか。伝わらなければファーストビューの改善が最優先。
該当しない項目が、あなたのLPの改善ポイントです。最も上にある項目から着手してください。
Section 05の5つの型を使って、今の商品のヘッドラインを書き直す。1つ選んで差し替えるだけで反応が変わります。