BONUS 08

Claude Code
実践コマンドチートシート

ブラウザで常時開いておき、必要なコマンドをすぐコピペできる実用リファレンス。Mac / Windows 両対応。

Section 01

起動と基本操作

Claude Codeはターミナルから起動するAI開発アシスタントです。基本の起動方法と終了方法を確認しましょう。

インストール

npm でグローバルインストール

npm install -g @anthropic-ai/claude-code

起動

プロジェクトフォルダで起動する(最も基本的な使い方)

Mac
Windows
cd ~/Projects/my-app && claude
cd D:\Projects\my-app && claude

初回セットアップを実行する

claude setup

終了

セッションを終了する

/exit

または Ctrl+C を2回押しても終了できます。

ワンポイント

claude と打つだけで起動します。カレントディレクトリのコードベースを自動的に認識するので、必ずプロジェクトフォルダ内で起動してください。

Section 02

よく使う起動オプション

claude コマンドには多数のフラグがあります。特に実用頻度の高いものを厳選しました。

セッション管理

前回のセッションを再開する

claude -r

直前のセッションをそのまま続行します。複数セッションがある場合は一覧が表示され、矢印キーで選択できます。

特定のセッションIDを指定して再開する

claude -r SESSION_ID

ワンショット実行(起動→実行→終了を一発で)

質問を投げて結果だけ受け取る

claude -p "このプロジェクトの構成を説明して"

パイプで入力を渡す

Mac
Windows
cat error.log | claude -p "このエラーの原因を特定して"
type error.log | claude -p "このエラーの原因を特定して"

出力形式をJSON/テキストに指定する

claude -p "依存パッケージ一覧をJSON配列で" --output-format json

モデルと権限

モデルを指定して起動する

claude --model claude-sonnet-4-5-20250514

ファイル編集を確認なしで許可する

claude --allowedTools Edit,Write,Bash

信頼できるプロジェクトでの作業効率化に有用です。

全権限をスキップして起動する(CI/CD用)

claude --dangerously-skip-permissions

注意

全ツールを確認なしで許可します。CI/CD等の自動化以外では使わないでください。誤ったファイル削除やgit pushが確認なしに実行されるリスクがあります。

Section 03

セッション内スラッシュコマンド

セッション中にスラッシュ(/)で始まるコマンドを入力すると、特別な操作ができます。

基本操作

ヘルプを表示する

/help

会話をクリアして新しく始める

/clear

セッションを終了する

/exit

コンテキスト管理

ファイルをコンテキストに追加する

メッセージ入力中に @ を入力するとファイル・フォルダ名の候補が表示されます。選択するとそのファイルがコンテキストに追加されます。

コンテキストを圧縮する(長い会話の途中で)

/compact

会話が長くなると自動的にコンテキスト圧縮が起きますが、手動でトリガーもできます。

カスタム指示付きで圧縮する

/compact 進行中のリファクタリング内容を保持して

設定変更

モデルを切り替える

/model claude-sonnet-4-5-20250514

セッション途中でもモデルを変更できます。

出力速度優先モードに切り替える

/fast

同じモデルのまま、出力速度が速くなります。深い分析が必要なときは /slow に戻してください。

ツール管理

MCPサーバーのステータスを確認する

/mcp

権限設定を変更する

/permissions

便利な使い分け

/compact は「会話が長くなって反応が遅くなったかも」と感じたら使ってください。Claudeの応答精度を保ちながら会話を続けられます。

「コマンドは分かったけど、自分のプロジェクトでどう使えばいいか分からない」

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Section 04

キーボードショートカット

マウスを使わずにClaude Codeを操作できるショートカットを覚えると、作業スピードが格段に上がります。

入力操作

Enter — メッセージ送信

入力中のプロンプトをClaudeに送信します。

Shift+Enter — 改行

メッセージ内で改行を挿入します。長い指示を書くときに使います。

Shift+Tab — 改行(代替)

Shift+Enterと同じく改行を挿入します。

Esc — 実行中の処理を中断する

Claudeが回答生成中やツール実行中に押すと処理を停止します。方向転換したいときに便利です。

ナビゲーション

/ — 入力履歴の移動

入力欄が空の状態で↑キーを押すと、過去に入力したプロンプトを呼び出せます。同じ指示の微調整に便利です。

Tab — ファイルパス補完

ファイルパスやスラッシュコマンドの入力途中でTabを押すと、候補が表示されます。

ツール承認

y — 1回だけ許可

「このツールを実行していいですか?」の確認に対して、今回だけ許可します。

a — このセッション中ずっと許可

同じツールの同じパターンをセッション中は確認なしで実行します。

n — 拒否

ツール実行を拒否します。別のアプローチを提案してもらえます。

ショートカットの組み合わせだけで操作できるようになると「AI対話」から「AI共同作業」に変わります。手がキーボードから離れないことで思考も中断されません。
Section 05

権限モードの使い分け

Claude Codeは安全のために、ファイル編集やコマンド実行前に確認を求めます。プロジェクトの信頼度に応じてモードを使い分けてください。

3つのモード

Suggest(最も安全)

ファイル変更を直接行わず、差分を提案するだけです。本番環境に近いコードや、初めて触るプロジェクトではこのモードが安心です。

Auto-edit(推奨バランス)

ファイルの読み書きは確認なしで許可し、Bashコマンドの実行時だけ確認を求めます。日常的な開発作業に最適なバランスです。

Full auto(上級者向け)

すべての操作を確認なしで実行します。CI/CDパイプラインでの自動化や、十分に理解しているプロジェクトでのみ使用してください。

起動時にモードを指定する

claude --allowedTools Edit,Write,Bash

セッション中に権限を確認・変更する

/permissions

実務のコツ

最初はAuto-editで始めて、Claudeが何をやろうとしているか確認しながら作業に慣れてください。信頼感がついてきたら特定のコマンドだけ自動許可に追加していくのが安全です。

Section 06

ファイル操作の指示パターン

Claudeに「何をどうしたいか」を的確に伝えると、精度が大きく変わります。ここではコピペですぐ使える指示テンプレートを紹介します。

ファイルを読む・探す

特定のファイルを読ませる

src/app/layout.tsx を読んで内容を説明して

パターンでファイルを検索させる

src/ 以下で "fetchUser" を使っているファイルを全部探して

プロジェクト全体の構成を把握させる

このプロジェクトの全体構成を説明して。主要なディレクトリとその役割を教えて

ファイルを編集する

特定の関数を修正させる

src/utils/auth.ts の verifyToken関数にリトライ処理を追加して。最大3回、1秒間隔で

新しいファイルを作成させる

src/components/ErrorBoundary.tsx を作成して。React Error Boundaryパターンで、エラー時にリトライボタンを表示

リファクタリング

関数名を一括変更させる

プロジェクト全体で getUserData を fetchUserProfile にリネームして。import文も含めて

型定義を追加させる

src/api/ 以下の関数に TypeScript の戻り値型を追加して。anyは使わないで
「場所」+「何を」+「どう」の3要素を指示に含めると、Claudeは1回で正確に実行してくれます。曖昧な指示ほど修正回数が増えるので、具体性に投資してください。
Section 07

Git連携コマンド

Claude Codeはgitリポジトリを認識するので、コミットやブランチ操作を自然言語で指示できます。

コミット

変更内容を自動要約してコミットさせる

今の変更内容を確認して、適切なコミットメッセージでコミットして

コミットメッセージのフォーマットを指定する

Conventional Commits形式でコミットして。feat/fix/chore等の接頭辞をつけて

ブランチ操作

新しいブランチを切って作業開始する

feature/add-search ブランチを作成して、検索機能の実装を始めて

差分を確認する

main ブランチとの差分を確認して、変更内容をまとめて

プルリクエスト

PR作成を指示する

このブランチの変更内容からPRを作成して。タイトルと説明を自動生成して

PRレビューを依頼する

PR #42 の変更内容をレビューして。バグ、パフォーマンス、セキュリティの観点で

安全に使うための注意点

Claude Codeはデフォルトで git push の前に確認を求めます。権限モードをFull autoにしている場合でも、push前には一度差分を確認する習慣をつけてください。

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Section 08

デバッグ・トラブルシューティング

エラーが出たときこそClaude Codeの真価が発揮されます。エラーメッセージをそのまま貼り付けるだけで、原因特定から修正まで一気に進みます。

エラー解決の定番パターン

エラーログを貼り付けて原因を特定させる

以下のエラーの原因を特定して修正して: [エラーメッセージをここに貼り付け]

テストの失敗を修正させる

npm test を実行して、失敗しているテストを修正して

ビルドエラーを解決させる

npm run build を実行して、エラーがあれば全て修正して

Claude Code自体のトラブル

応答が遅い・止まったとき

/compact

コンテキストが肥大化している可能性があります。圧縮してから再度指示してください。

セッションがおかしくなったとき

/clear

会話をリセットして最初からやり直します。

Claude Codeのバージョンを確認する

claude --version

最新版にアップデートする

npm update -g @anthropic-ai/claude-code

デバッグの黄金ルール

エラーメッセージは「要約」せずにそのまま全文をClaudeに渡してください。人間の解釈を加えるよりも、生のエラー情報の方がClaudeは正確に原因を特定できます。

Section 09

MCP(外部ツール連携)

MCP(Model Context Protocol)を使うと、Claude Codeから外部サービス(Notion、Google Sheets、Slack等)に直接アクセスできます。

MCPの基本

MCPサーバーの状態を確認する

/mcp

設定ファイルの場所

Mac
Windows

プロジェクト固有の設定

.claude/mcp.json

グローバル設定(全プロジェクト共通)

~/.claude/mcp.json

プロジェクト固有の設定

.claude\mcp.json

グローバル設定(全プロジェクト共通)

%USERPROFILE%\.claude\mcp.json

MCP設定の追加

CLIからMCPサーバーを追加する

claude mcp add notion -- npx -y @anthropic-ai/notion-mcp

設定したサーバーを一覧する

claude mcp list

人気のMCPサーバー

Notion — ページ作成・検索・更新が可能
Google Sheets — スプレッドシートの読み書き
Slack — メッセージ送信・チャンネル操作
GitHub — Issue・PR操作(ghコマンドでも可)
freee — 会計・請求書・見積書の自動作成

Section 10

プロンプトのコツ

同じClaude Codeでも、指示の出し方で結果の品質が大きく変わります。実戦で確認した効果の高いパターンをまとめました。

精度が上がる指示テンプレート

「場所 + 何を + どう」の3点セット

src/api/users.ts の getUser関数を、 キャッシュ付きに変更して。 Redis使用、TTL 5分、キャッシュミス時のみDB問い合わせ

「先に調べて、それから実行」の2段階指示

まず src/components/ 以下のコンポーネント構成を把握して。 その後、共通のローディング表示コンポーネントを作成して

「やらないこと」を明示する

認証ミドルウェアをJWTからセッションベースに変更して。 ただし既存のAPIルートは変更しないで。ミドルウェア層だけ差し替えて

避けるべきパターン

修正は「2回まで」ルール

同じ箇所を2回修正しても期待通りにならない場合、指示の出し方を変えるか、一度リセットして最初から作り直す方が速く仕上がります。

Section 11

CLAUDE.md活用術

CLAUDE.mdはプロジェクトのルートに置く「Claudeへの常設指示書」です。毎回同じことを伝える手間がなくなります。

CLAUDE.mdの配置場所と優先順位

1. プロジェクトルート(最重要)

./CLAUDE.md — このプロジェクト固有のルール。Claudeが起動時に自動で読み込みます。gitにコミットすればチーム全員に適用されます。

2. サブディレクトリ

./src/CLAUDE.md — そのディレクトリ内の作業時にだけ追加で読み込まれます。モノレポでパッケージごとにルールを分けたい場合に便利です。

3. ユーザーグローバル

~/.claude/CLAUDE.md — 全プロジェクトに共通で適用されます。自分の好みのコーディングスタイルや日本語応答指示などを書いておくと便利です。

記載すると効果的な内容

コーディング規約の例

## コーディング規約 - TypeScriptを使用。anyは禁止 - 関数コンポーネントのみ使用(クラスコンポーネント禁止) - テストはVitest + Testing Library - コミットメッセージはConventional Commits形式

プロジェクト固有の注意事項の例

## 注意事項 - .env ファイルは絶対にコミットしない - DBマイグレーションは手動確認必須 - main ブランチへの直接pushは禁止
CLAUDE.mdは「AIに読ませるREADME」と考えてください。人間向けのREADMEと同じくらい重要で、プロジェクトの一部として育てていくものです。
Section 12

上級テクニック

Claude Codeを日常的に使い込んでいくと見えてくる、一歩進んだ活用法を紹介します。

スキル(カスタムスラッシュコマンド)

スキルの仕組み

.claude/skills/ フォルダに SKILL.md を配置すると、自分だけのスラッシュコマンドとして使えるようになります。繰り返す作業をテンプレート化できます。

スキルの構成

.claude/skills/ └── my-skill/ └── SKILL.md ← スキル定義ファイル

Agent(並列作業)

サブエージェントの活用

Claude Codeは内部で複数のサブエージェントを並列起動して、独立したタスクを同時に進行できます。大規模なリファクタリングやコードレビューで威力を発揮します。

Headless モード(CI/CD連携)

GitHub Actionsでの自動コードレビュー

claude -p "PRの変更内容をレビューして" --output-format json

-p(ワンショット)と --output-format を組み合わせると、CIパイプラインに組み込めます。

Remote Control(スマホ操作)

PCのClaude Codeをスマホから操作する

claude rc

QRコードが表示されるので、スマホのカメラで読み取ってください。外出先からPCのClaude Codeセッションを操作できます(Pro/Maxプラン必須)。

セッション内からRemote Controlを起動する

/rc

メモリ機能

Claudeに情報を記憶させる

覚えておいて:このプロジェクトのデプロイ先は Vercel で、mainブランチへのpushで自動デプロイされる

Claude Codeはファイルベースのメモリを持っており、次回以降のセッションでも記憶が引き継がれます。

上級者への道

ここで紹介した機能は全て、日常の開発を通じて少しずつ使いこなせるようになります。まずはチートシートの前半(Section 01〜07)を実際に試して、基本操作を体に覚えさせてから上級テクニックに進んでください。

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